2007年4月27日金曜日

不穏な匂い

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2007042700431
2007/04/27-11:20 F22情報、米に提供要求へ=次期主力戦闘機選定-久間防衛相
 久間章生防衛相は27日午前の閣議後の記者会見で、航空自衛隊の次期主力戦闘機(FX)選定で有力候補となっている米空軍の最新鋭F22戦闘機について、30日にワシントンで行うゲーツ米国防長官との会談で、性能など必要な情報の提供を求める考えを明らかにした。
 久間氏は「どういう装備で、飛行したときにどうなのかはこれから研究、調査しないと分からない。まず情報を開示してください、ということは機会あるたびに言おうと思う」と述べた。

http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2007042786968
米政府が、水面下でのみ論議されてきた最新鋭ステルス戦闘機F22の日本への販売問題に、初めて肯定的な反応を示した。デニス・ワルダー米国家安全保障会議東アジア担当上級部長は、日本の安倍晋三首相の初のワシントン訪問(26日)を控え、「次世代戦闘機を日本に供給する議論を歓迎する」と述べた。さらに、「中国が空軍の現代化に拍車をかけており、日本は北朝鮮のミサイルおよび核開発に脅威を感じている」として背景を説明した。


「夢の戦闘機」と呼ばれるF22は驚くべき威力を持つ。最高の戦闘機と呼ばれるF15、F16、F18も、F22に比べれば「子ども」のレベルだ。これら3機種との模擬空中戦で、F22は144対0の完勝を記録した。米政府は販売量については言及しなかったが、ワシントン・タイムズは、「2010年までに100機のF22を保有するのが日本の計画だ」と報じた。


日本がそれだけの規模のF22を保有することになれば、航空自衛隊の戦力増強レベルを超え、北東アジアの軍事地勢は重大な変化が避けられない。中国のマスコミはただちに、「台湾海峡の20年間の軍事均衡が崩れるだろう」と憂慮した。中国はすでに、米国のF22に対抗するために、「殲13」、「殲14」という名の先端戦闘機の開発に着手した。2015年の実践配備を目標としているが、日本がF22を保有することになれば、そのスピードは速まるだろう。台湾も黙ってはいない。北東アジアが深刻な軍備競争に陥る可能性が非常に高い。


米国がこれを十分に予想しながらも、F22の対日販売を許可することは、それだけ中国の「不透明な軍備増強」に対する不信が深いという意味であり、日米同盟を軸に東アジアの安保秩序を管理するという意志の表現である。


米中関係が協力よりも相互牽制に流れれば、その間に挟まれた韓国は苦しくなるだろう。北朝鮮核問題の解決のためにも、なんとしても米中関係を悪化させてはならない。このために韓国ができることを模索しなければならない。韓米同盟の基盤を頑丈にしつつ、周辺4大国が多国間安全保障体制の構築に力を合わせるよう説得することもその一つだろう。6者協議の成功が、その第一ボタンにならなければならない。


http://alternativereport.seesaa.net/article/40165921.html
2007年04月26日
日本人は死んで良い
米国国防総省の国家ミサイル防衛局NMAは、北朝鮮から
発射されたミサイル迎撃のため、グアム、ハワイ、沖縄の
米軍基地に小型核兵器の核弾頭を搭載した迎撃ミサイルを
配備する事を決定。

これは従来のパトリオット・ミサイルによる迎撃が、「点と点」
の衝突を狙った極めて命中に困難を伴うシステムであった
欠点を「改良」したもので、飛来する北朝鮮のミサイル近辺
で小型核兵器を空中爆発させ、その際に発生する爆発の衝撃
と電磁波の「層」により、北朝鮮ミサイルを破壊するという
ものである。

これは「点を面」で抑えるため迎撃の確率は極めて高くなる。

しかし朝鮮半島、日本上空で起こされる核爆発は、朝鮮半島、
日本に深刻な放射線汚染と癌の多発をもたらす。

[続きはここから]


この小型核兵器による迎撃システムは、米国本土または
グアム、ハワイ、沖縄の米軍基地、米国軍人に対し北朝鮮
ミサイルが被害を与える事を避けるため、朝鮮半島と日本の
市民を「殺して良い」という判断の下、配備される。

ここに日本における米軍基地の意味、米国政府の日本に
対する考え方が明確に出ている。

「米国本土と米国軍人を守るため、日本人は死ね」
と言う事である。

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以上。

2007年4月26日木曜日

ちょっと面白い記事

http://alternativereport.seesaa.net/article/40065096.htmlより転載

国家消滅
 ・・・2つの歴史書を巡って・・・


英国人による歴史上初めての英国の歴史書、
ディヴッド・ヒューム著「英国史」全8巻
・・そして最近翻訳されたノーマン・デイヴィスの英国史、
「アイルズ」(共同通信社)1400ページもとにかく長い。

「自分の国はこんなにすごい歴史を持っている」という
愛国心の発露で書き始められるから、当然長くなる。


しかし書き終わると全く逆の結果になる。

英国の歴史は、英国の支配を拒否するアイルランド、
スコットランド、ウェールズ等との凄まじい血みどろの
殺し合いの歴史であり、平静な「国家としての統一」など
あった試しが無い。

愛国心あふれる著者達は、英国史についての調査と執筆が
進むに従い、次第に暗い筆致になって行く。

[続きはここから]


また「英国人」という民族の統一を探れば、北欧ノルマン
からの流民、フランスからの流民に行き着く。

戦争に敗北し、欧州本土から逃げて来た「落ち武者」 である。

現在のエリザベス2世等の英国王室は、ドイツからの移民
一族でしか無い。

「民族的統一」を探しても、他民族からの流民と「落ち武者」
の混合物でしかない。


「固有の民族文化」を探っても、ノルマン、フランス、
ドイツ等からの輸入文化に行き着く。

「国家」の統一の礎石となる「民族、文化の同一性」など
有りもしない捏造話である事が、知識と研究の進展に従い
明らかになる。


「国家の統一、固有の民族、文化」など無知の代名詞である
事が分かって来る。

そして国家主義者ほど国家解体論者になる。

最後に博覧強記の哲学者ヒュームは、とうとう
「全ては疑わしい」という懐疑論者になってしまった。


ヒュームと異なり、いい加減で無責任な者だけが
国家主義を唱える。


サッカーのワールドカップを見ると、英国ではなく
アイルランドはアイルランドとして、
ウェールズはウェールズとして参加している。

著者達はそれで良いのだと言う。

国家など「嘘話」であったのだから、アイルランドは
アイルランドとして国際社会に参画すれば良い事になる。

また世界中が、英国ではなくアイルランドとして国際試合へ
の参加を認めている。

国家など「嘘話」であった事を世界中が認め始めている。
日本だけが、教育現場で強制的に日の丸を掲げ、
君が代の歌を
歌わせ始めている。

時代錯誤の北朝鮮の金正日同様、日本の安倍政権は
「安倍正日」である。


国家についての研究を終生の課題とした学者達の行き着いた
結論について、耳を傾けるのも無意味ではないかも知れない。


国家等などというものには実体が無く、人間の空想の産物で
ある事を論証した物として(日本では霞ヶ関の官僚=霞ヶ関
のビルと、その中で働くサラリーマン=セメントと鉄骨の塊
とサラリーマンの軍団を何故か「国家」と呼んでいる)
・・ベネディクト・アンダーソン著「想像の共同体」
NTT出版


「国家統一」の基盤である「固有の民族・伝統文化」
といったものが、「統一」のために捏造された虚偽である点に
ついて
・・エリック・ボブズボーム著「創られた伝統」
紀伊国屋書店


哲学、言語学の視点から「国家」というものが、実体の無い
捏造された「虚偽体制」である事を証明し、この虚偽が人間の
認識を誤らせている点について
・・ 吉本隆明著「共同幻想論」角川書店
転載終了ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

存在を解釈するにいたって、一番重要なのは教育です。
前回も述べましたように、教育によって存在は「解釈」されるのです。
石という「存在」を石という文字でしかわれわれは「解釈」できないのです。
石自体の「存在」と石という文字はまったく別物なのに!

われわれがそこに存在しているものを解釈するには教えられることでしかできないのです。

壮大なる虚像の中で生きていかねばなりません……

2007年4月24日火曜日

昨日の新聞の第一面

びっくりするかもしれないが、昨日のNZヘラルドの第一面に「NZDとAZDの統合」についての記事が載っていた。
WEBSITEでも検索できた
http://www.nzherald.co.nz/category/story.cfm?c_id=34&objectid=10435658
より以下引用
we have a shared currency with Australia?
>> Send us your views

>> Read your views

Half of New Zealanders want a common transtasman currency, says a poll issued last night in Australia.

The UMR poll reveals 49 per cent of New Zealanders favour a shared dollar, against 41 per cent of Australians.

That is a dramatic change since 2000 when only 29 per cent of New Zealanders supported such a change.

But Prime Minister Helen Clark warned today that a common transtasman currency would mean New Zealand adopting the Australian dollar.

"The convergence of trying to bring the two together could be quite rough on the smaller party," she said.

Miss Clark said an Anzac dollar had never been on offer and it had always been clear there would be one currency - the Australian dollar.

Former Australian deputy prime minister Tim Fischer says any common currency between Australia and New Zealand should be called the Zac, not the Anzac.

"Zac would stand for Zealand Australia Currency merged, and it is inevitable that would be what the term Anzac would default to over a short period of time," Mr Fischer said.


Advertisement
Advertisement"More importantly, the term Anzac has a very special connotation for Australian and New Zealand relating to Gallipoli and all, and this should not be lightly tampered with."

Mr Fischer says a joint currency would help two-way tourism.

"The quickest route to a merged currency would be simply to lock in that New Zealand would get one-quarter of the profits arising from note printing, called seigniorage, from a merged currency," he said.

The issue has been debated for years, but shot back into the limelight after National Party leader John Key suggested last week it was an idea that should be explored.

Finance Minister Michael Cullen attacked Mr Key then, and repeated his opposition last night, saying New Zealand would lose control of monetary policy if the Kiwi dollar was abandoned in favour of a joint currency.

He was backed by National Bank chief economist Cameron Bagrie, who said: "We would have to be insane to do it."

The poll result was revealed at the Australia New Zealand Leadership Forum in Sydney.

The annual two-day forum, attended by 80 leaders in their fields, tries to develop economic and other links between the two countries.

Dr Cullen said the poll should have asked whether New Zealanders supported the adoption of the Australian dollar, as the Howard Government had already made it clear it would not abandon its currency in favour of an Anzac dollar.

But Mr Key - who is also at the forum - pledged to raise the issue again at today's economic debate.

Supporters of a joint currency say lower transaction costs in transtasman trade and the removal of currency uncertainty between New Zealand and its most important trading partner should contribute to increased trade and enhanced economic integration.

But opponents say full currency union would mean the end of an independent monetary policy, loss of economic sovereignty, and a reduced ability to insulate ourselves from any shocks that might befall the Australian economy.

Inflation

Inflation in Australia was 3.3 per cent to last December. In New Zealand, it was 2.5 per cent to March 31.

But New Zealand's interest rates are higher. The official cash rate is 7.5 per cent, against 6.25 per cent in Australia.

Mr Bagrie said New Zealand would be "giving up a lot for getting nothing in return".

"Our currency will be dictated by Australian conditions, by what the Reserve Bank of Australia does, by hard commodity prices such as gold, tin and coal which Australia exports but we don't."

UBS New Zealand economist Robin Clements agreed that having a joint currency would make New Zealand too dependent on what was happening in Australia.

"If exporters here now are complaining about the dollar, and homeowners are complaining about interest rates rising because Auckland house prices are going up, how will people feel when it gets painful because Sydney house prices are going up?"

There were benefits for companies moving into Australia, but the two economies would have to be far more closely integrated before it could make sense.

"The conditions aren't there for it, and I don't think it's a sound argument."

Mr Clements and Mr Bagrie were surprised the level of public support was so high, and said the way the question in the poll was worded could have influenced the replies.

"If it asked, 'Are you prepared to have monetary policy run by the Reserve Bank of Australia?' you might get a different answer" said Mr Clements.

In the UMR poll, 70 per cent of those surveyed are positive about Australia.

But they are concerned about the hollowing-out of the NZ economy, and 62 per cent feel the permanent movement of New Zealanders to Australia is bad for New Zealand.

At a pre-forum press conference Australian Foreign Minister Alexander Downer said the increasing amount of investment by companies across the Tasman showed the trans-tasman relationship was working.

Australian companies have invested about $A40 billion ($44 billion) in New Zealand, and New Zealand companies have put about $A22 billion into Australia.

But the UMR poll suggests New Zealanders are not comfortable with the Aussie buy-up - 52 per cent of those polled believed the increasing Australian ownership of New Zealand companies was bad.

- Additional reporting Claire Trevett, NZPA

引用終了

アメリカの経済が減速し始めているこのときにこういった記事がどうして第一面に現れるのか、非常に興味深い。
もしこのまま、アメリカ経済の減速が顕著に現れてきたら、NZやAZはもろに影響を受けるだろう。
ただでさえこの両国は経済が成長している最中なのだ。そのあおり等受けたくは無いだろう。

極論かも知れないが、アメリカ発の経済クラッシュに耐える方法を模索している最中なのでは無いだろうか。

昨年の5月、アジア圏内で統一通貨を作ろうという会合が行われたのを覚えているが、その後あまり声を聞かない。どうしたのだろうか。また、この四月のG7には中国は参加しなかったのも何か関連性があるのだろうか。

これから先、経済クラッシュが来るだろうと国際経済学者田中宇氏は予想しています。
http://tanakanews.com/070424economy.htm

私はアメリカには投資をしていません。今年の一月にドルを売ってしまいました。

ゴールドも買っていますが、これは現物であり何かあったときのためのものです。


一番円が弱いときにNZにきたので、こちらでは大変です。

街中のパブ(居酒屋)ではビール一杯NZD7~8と高額になっています。感覚的には7、800円。今は大体NZD1=90円と考えてもいいでしょうから、日本と比べても高いですね。バーガーキング、マクドナルドなどのジャンクフードもセットでNZD10を超えるものが多いです。平均でセットメニューはNZD8~9なのでとても高額に思えます。バスなど公共機関も依然来たときよりも値上がりしています。オークランド市内循環バスが1乗車NZD1だったのが今ではNZD1.6です。
以前と違って一番変わったのが、「タバコのおねだり」がまったく見えなくなったことです。
1999年に滞在したのですが、そのときにはタバコをすって歩いていると必ず数人は「タバコ1本頂戴」と言われたものです。タバコ1箱NZD10でしたので、買うのを控えている底辺のかたがたがいなくなったということでしょう。どれほど底上げされたかわかるものです。

2007年4月23日月曜日

NZで銀行口座

海外渡航組にとって銀行口座を開くのは、入国して最初にすることのひとつです。
私は訪問者ビザなので口座を持てるか心配だったのですが、無事に開くことができました。

必要な書類は

パスポート
住所
電話番号

です。後は滞在期間何をするとか聞かれます。
全て英語ですが、日本人ということもあってやさしく説明してくれます。
ワーキングホリデーが多いからですね。
心配なら、何か思いつくもの(クレジットカードとか)を持っていくといいでしょう。

たいしたものは必要ありませんでした。
口座にもいろんな種類があって、私は普通の口座(毎月NZD5で引出し手数料が無料になる口座、他には毎月払う必要が無いがNZD0.6使うたびにかかる口座がある)と、NZD2000以上入っていると金利が7.15%になる口座を二つあけました。この金利の高い口座は、インターネット・電話・携帯電話(携帯の場合は毎月NZD2/月必要)で送金とか口座間送金の指示ができる口座です。またこのインターネットバンキングでは他行にも送金指示が出せますし、日本にも送金指示が出せます。

以上、メモ書き。

2007年4月21日土曜日

wifiと携帯と

非常にわかりにくくなっていまして、日本にe-mailを携帯で送り、家ではwifiでブラウジングを楽しみたいと思っているのですが、何が一番お得なのかよくわかりません。
日本では、携帯からe-mailが非常に安く、かつ簡単に送れますが、モバイルプラン(ISP契約見たいなもの)に入っていないとnz$0.35(nz$1=¥90として32円位)と劇的に高額なのです(テレコムのxtra mobile[http://xtra.co.nz/mobile/0,,10394,00.html]による)。
それだけなら理解に簡単なのですが、わかりにくくさせているのはダウンロード制限です。たとえモバイルプランに入ったとしても先にも述べましたようにダウンロード制限がかかってまして、使用量に応じたプランを自分で選択しなければなりません。またその制限を越えるとMBあたりいくらか追い銭しないといけません。
ただ、私もまだ理解の途中なので何かしら間違いがあると思いますが、それがどこでどう違うのかもわからない状態なので、一応現状理解のままに書かざるを得ないのが難点です。

それとアクセスポイントですが、ダウンタウンならスターバックス、マクドナルドには必ずテレコムのアクセスポイントがありますので、テレコムで契約している人は自由に使えます。
また家に電話を引いている場合、ISP契約をテレコムと結べば家でも街中でもお得にadslとwifiを使えます。

私は今いるところを30日には出ないといけないので、それまでは自由にwifiを楽しめますが、それ以降はテレコムかヴォーダフォンでisp契約を結ばなくてはなりません。そうなった場合、街中でe-mailできる機種を購入し、それから電話会社で携帯契約を結んで、かつそこでISP契約を結ぶことになります。PCカードはバッファローのを日本から持ってきているので購入する必要はありません。
私は街中でskypeを使いたいと思っていましたので、スペック上携帯電話よりPDAかPALMを買わなくてはなりませんが、一台NZ$1000前後であるのと、ブラウジングはノートでしたいので、それらの機種ではオーバースペックになってしまい購入が難しくなります。

日本からsonyのmyloかe-mobileの機種(¥95000のやつ)、もしくはPCカードスロットの付いたPDAを持ち込んでこちらで契約するのもいいと思いますが、契約自体ができるかどうかは不明です。しかし、PCカードスロットの付いたPDAならNZに持ち込んでから、テレコムかヴォーダフォンでPCカード購入と同時にISP契約を結べば多分可能だと思います。

結局SKYPEをあきらめてE-MAIL可能な携帯を購入し、ブラウジング可能なISP契約を結んで、スターバックスかどこかの(これから住むアパートの近くにあればそこの)アクセスポイントでブラウジングを楽しむしかなさそうです。


SKYPEはノートブックで楽しむことにしましょうかね。

2007年4月13日金曜日

日本の金融を理解するために

私は、現状の貨幣経済に危機は持っていますが、だからといってどうしようもないわけでして、今は為替相場とか商品相場を用いてでしか貨幣経済の行く末を見守るしかないわけであります。
本来であれば、日銀券のようなものは実態のある金や銀に裏づけされた紙幣でなければいけないと思ってまして、しかし、現状では不換紙幣といって何も裏づけのない紙幣によって成り立っているわけであります。あるといえば日本政府の債務が裏づけともいえるのでしょうが、これはつまり借金によって成り立っていて、「国民から徴収した税金で債務を返済します」ということで日銀が日銀券を発行している。
銀行にお金を預けますが、これはある一定割合しか預金引き出しを求めないという前提に立って、預かったお金はある割合を残してすべて貸し出にまわすのです。その割合を10%とか決めてしまえば、銀行には全預金額の10%しか金庫にはありません。残りの90%は貸し出しに使い、そこから金利を取るのです。もちろん、貸し出したお金は相手に作らせた口座に振り込むことになるわけで、貸し出した金が、銀行に振り込まれ、そしてそのうちの90%をまた貸し出しに使い、そして口座に振り込んで…というように繰り返すことで、どんどんお金が作られていくというわけです。
借り手がいないと、また、お金を使わず皆が貯金し続けると銀行は立ち行かなくなるわけがわかりますね。ひとたび、このサイクルが回りだせばすぐに銀行は利益を出せるのです。今の銀行がそれを実証してくれました。
つまり、預けると9倍のお金が発生し、それらから取る金利によって銀行の収益の増減につながるということです。紙幣・貨幣に貴金属による裏づけがあれば、そこまで膨らむことはないと思いますが、交換比率や含有率を変えてしまえば同じようなことになるとおもいます。「悪貨は良貨を駆逐する」というのはこういうことです

実はお金の実態は貴金属なのですが、そういった世の中になることはよほどのことがない限り無理でしょう。また、そうなれば経済はいったん縮小しますが、立ち直りも早く、実態に合った経済になると思います。
今は実態以上のお金が氾濫しているので、インフレ・デフレになるとその相場の上下動が激しいと予測されます。


参考図書
「マネーを生み出す怪物」



以下でもこの本が紹介されています。
http://asyura2.com/0510/idletalk15/msg/504.html
http://plaza.rakuten.co.jp/HEAT666/diary/200511040000/

2007年4月10日火曜日

為替は何を表すか?

今の為替、相当な円安でありましてこれが何を意味しているのか、その「存在と解釈」を「系譜学的考察」を使って考えていかねばなりません。ユーロ、オセアニア通貨の上昇と米ドルの上昇、スピードがまったく違う。言い換えれば円と米ドルは同じように売られているといえます。そう、ある意味ペッグされているのです。
何が、そうさせるのか?イラン情勢が気になりますし、今日のG7もユーロ最高値圏で行われ、なにやら怪しい雰囲気ですね。しかもワシントンで行われる。また中国から首相が来日し安部首相と会談を持ったのも気になります。タイミングがよすぎですね。
また、アル・ゴアの地球温暖化も引っかかる。あれ以来もてはやされてもいない。地球温暖化という言葉の反応でも見に来たような感じだ。あれほど京都議定書に反発していた米国なのに世界を回ったようだ。元副大統領が私的に回れるわけがない。しかも日本で番組にも出ている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B4%E3%82%A2

そもそも、二酸化炭素が増えているのと温度が上がっているのと関連性があるのかどうかという問題もある。
たかだか人間の排出した二酸化炭素だけがそれほどの膨大な影響を与えるのだろうか?
それよりも太陽の活動の方がよっぽど地球に甚大な影響を与えるとおもうのですけれどね。
第一、二酸化炭素云々言うなら真っ先に戦争などやめるべきでしょうし、石油なんて採掘したらだめでしょう。そういうことはせず、世界を突然回るわけです。地球温暖化という外面をつけてね。 

つまり、地球温暖化を隠れ蓑に、世界の人々に怪しまれず何かしらの特命を受けて世界を回ったのだろう。
もしくはアル・ゴア本人も視線をそらす役目で(彼は温暖化問題に関心があるようだから打って付けな人選)、付き人たちがその役目を負ったいたかもしれませんね。
それとも、おきるかもしれないイラン戦争について何か行ったのかも知れません。

まあ、妄想です。

2007年4月2日月曜日

敷衍の罠さえ見抜けませんか?

テレビをつければ敷衍ばかり。

同じことを違う内容で説明しているだけのくだらない番組。

同じ意味を違う言葉で繰り返すことを敷衍という。

そんなのばかりじゃねーか。

中身がまったく同じで、外面だけは変えてあるという、一種の成りすまし。

つまり「だまし」。

実際、どれほどの人が見抜いているのか。

見抜けなければ、ただ何が起こっているのかも理解できずに終わるだけだろう。

単なるレベルの低い罠に過ぎない。

自分で関連性を番組から抽出し、項目ごとに当てはめていくと、ものすごい番組数なのに、項目は少ないことに気づくだろう。

グルメとイベントとセックスと…後何がある?

パンとサーカスとはよく言ったものだ。

ほとんどの方は「敷衍」という言葉さえ忘れて(皮肉)しまっているのではないだろうか。