2007年6月7日木曜日

最近の為替レートに思うこと

昨日の書けなかった部分です。↓


最近の為替びっっくりするくらいの円安が進行中。

オーストラリアドルは100円を超え、ユーロも164円を超えている。

あまりにも今週急激に円安になったので何が原因なのかなぁと考えた。

以下気になる記事を引用↓


2007/06/05-18:25 長期金利、7カ月半ぶり高水準=1.83%に上昇(時事通信社)
 5日の東京債券市場では、日銀の利上げ観測の広がりを受け、長期金利が一段と上昇(債券価格は下落)した。指標となる10年国債の利回りは前日比0.04%上昇の年1.83%となった。これは2006年10月24日以来、約7カ月半ぶりの高水準。 市場では、日銀が今夏にも第3次利上げに踏み切るとの見方が一段と広がった。金融政策の影響を受けやすい期間の短い国債を売却する動きが強まったのが長期金利にも波及した。

http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2007060500884



金利上昇続く円債市場、短期金利が新たな波乱材料に 【東京 5日 ロイター】 

軟調地合いが続く円債市場では、新たな売り要因として、短期金利の上昇が警戒されている。夏までは日銀の利上げの可能性は低いと見込んで、短期金融市場のターム物金利は低水準にある。しかし、今後利上げ観測が高まるにつれてターム物金利が上昇してくるようだと、債券市場でも中短期ゾーンから相場が崩れる形で金利全般に一段の上昇圧力がかかる可能性がある。
 <ターム物金利は低位で推移、利上げまでの時間軸定まらず>
 無担保コール市場では、資金がひっ迫しがちな5月末を終えて需給が緩み、翌日物の加重平均レートは0.52%台から低下、5日には4月13日以来の誘導目標(0.50%)割れとなった。足元金利が低位で推移を続けているため、ターム物金利も上がりにくくなっている。
 コール市場でのターム物取引は、1─2週間程度の短い期間の出合いが中心で、利回りは0.5%半ばをやや超える水準。期間の長いものになると、一部の外銀が3カ月物などで0.6%半ばから後半で調達希望を示してはいるものの、それに見合うオファーが少なく、出合いがつきづらい。
 ターム物の取引が活発にならないのは、日銀の利上げ時期を読みきれない裏返しでもある。どのタイミングで足元金利の上昇を織り込めばいいのか判断に迷っているため、資金の出し手はより高いレート、取り手はより低いレートでそれぞれ希望を提示し、取引が成立しにくくなっている。
 <ターム物金利上昇、債券相場下落の引き金になる可能性> 
 しかし、今後、夏の利上げ見通しが強まった場合、ターム物金利にも上昇圧力がかかりやすくなる。債券市場でも、ターム物金利の上昇を警戒する声は少なくない。ターム物金利の上昇にともない金融機関の調達コストが高くなれば、ある程度、需給の良さに支えられている債券相場も一気に崩れる可能性が否めないからだ。
 ある大手証券の債券担当者は「金融機関にとって、量的緩和解除後、短期金利の上昇による調達コストの上昇がボディブローのように効き始めている」と指摘。調達コストの上昇はすぐに貸し出しコストに反映されず、円債投資に関しても、将来的な逆ザヤを警戒し慎重にならざるを得ないとの見方を示している。
 UBS証券・債券本部チーフストラテジストの道家映二氏は「米国の利下げ観測はほぼ消えたが、利上げに踏み切るような状況ではまだないので、日銀の8月利上げは断定できない」としながらも、ターム物金利が上昇すれば2─5年など中期ゾーンの地合いは軟化し、2年債利回りも1%台を超える、との見通しを示している。
 財務省が5日に実施した10年利付国債の入札は、ほぼ予想通りの結果となったが、応札倍率は3.20倍と前回の4.03倍に比べて低く「札が大きく入って1.8%の下値を固めるという雰囲気まではいかなかった」(新光証券・債券ストレテジストの三浦哲也氏)という。三浦氏は「長短金利の動向を見てみると、5年債が10年債に比べてやや利回りの上昇幅が大きかったが、2─10年債利回りのスプレッドはほとんど変わっていない。日銀の利上げ観測を織り込む形で2年債が売られた分に合わせて、10年債も売られているとの見方が可能」とし、中短期ゾーンを軸にした相場の上値の重さを指摘している。 
 入札は無難に終わったものの、午後の債券市場は、現物中期ゾーンにまとまった売りが出たのをきっかけに下げ幅を広げた。新発債の消化を懸念したヘッジ売りや海外勢のまとまった売りを巻き込みながら、先物は下げ幅を拡大。10年最長期国債利回り(長期金利)は一時1.830%と06年10月24日以来約8カ月ぶりの水準に上昇した。
 <利上げ前倒し観測、OIS市場以上に警戒強く>
 日銀の次回利上げについて、市場では、7月の参議院選挙を終えた後の8月の実施を読み込み始めている。オーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)市場では、8月の利上げの織り込みは70%後半から80%程度。7月の利上げ織り込みは、25─30%程度にとどまっている。
 短期国債市場では、8月の決定会合を挟んで、それ以前に償還を迎える銘柄と会合以降の銘柄とのスプレッドが着実に広がっている。5日に入札が行われた6カ月物FBの落札利回りは、夏場の利上げを一段と織り込む形で最高0.6965%、平均0.6925%。前回の最高0.120%、平均0.6062%から大幅に上昇した。
 しかし「OIS金利が示すほど7月利上げの警戒感は低くない」(ある大手外銀の短期市場関係者)との声もある。
 きょう午後1時に日銀が実施した共通担保資金供給(本店、6000億円)オペは、案分レート0.570%、平均落札レート0.584%となった。案分落札利回りは8月期日の前回オペから変わらなかったが、平均落札レートが0.58%台に上昇。前出の外銀の関係者は「平均落札利回りが0.584%ということは、0.59%での応札を行った向きがいたということ。市場の次回利上げのメーンシナリオとなっている8月の決定会合を越えないにもかかわらず、ここまで目線が上がっており、7月の利上げの可能性を完全に排除してしまうわけにはいかない」と警戒感を示している。
2007/06/05 19:08

http://www.worldtimes.co.jp/news/bus/kiji/2007-06-05T190845Z_01_NOOTR_RTRMDNC_0_JAPAN-262929-1.html

以下コメント

この記事を見ると、長期国債金利が上がっているようだ。
日本の将来が不安定だから投売りでもしているのだろうか?
また、景気がいいから政策金利が上がると思っているのだろうか?

もし、政策金利が上がると思っているのなら株の資金が国債に向かって流れていくと思います。
株はやはりハイリスクなので低リスク代名詞の国債に資金が流れるはずです。その結果、国債価格は高くなり金利は低下します。
二月を思い出してください。金利を上げるというアナウンスによって株から資金が逃げ円へと流れました。そして円高になったのを記憶しているはずです。去年の六月も、七月に金利が上がるというアナウンスで急激に円高になりましたね?それらのときの国債金利、株価がどうだったのかは忘れてしまいましたが、円は買われ急激な円高が起きたのは事実であります。

政府が言うように景気がいいのなら、金利を上げる要因になっているはずですが、いざあげようとすると政府は反発をする。おかしいですね?
好景気であるなら金利をあげて市場からお金を減らしていかないとインフレを招くのではなかったのかなぁ?あっそうか!政府はわざとインフレを起こそうとしていたのですね、この何年も。確かにインフレ・ターゲッティングがどうのこうの言っていましたものね。そして見事にその数年間デフレになっているというわけですか、なるほど。
で、結果として日本では数年間は「金利を上げない=デフレ」であったわけで、その代わり日本以外では「金利を上げて=インフレ」になって好景気を謳歌しているってことですね。なるほど、なるほど。深謀遠慮ですね。世界に対しての、インフレ・ターゲッティングだったのか。日本の税金でねぇ。

円安=外貨高=株高=日本超低金利=世界金利高=日本デフレ=他国インフレ

で、日本の金利が高くなるとこれが真逆になるということかな?過去を見ると。

で、現在は金利が上がるかもって言われているわけね。

つまり、邪推すると「金利上昇前の株高、円安」ということかな?