2007年6月1日金曜日

存在と解釈、それがこの世の全てのような気がする。

この世には何もない、虚無の世界。

言い換えれば虚構によって成り立った世界。

全ての物質は何も語り掛けない。

何かを感じ取るのは自分の脳みそだ。

何もない中から勝手に共通価値を作り出し、それによって無理やりシステマイズさせているに過ぎない。

存在とはただそこにあるだけのものだ。

勝手に人間が判断して取捨選択しているに過ぎない。

街中の花壇も、街並木も、地面に落ちている石も、結局は都合がいいのを選んであるだけ。

エゴの塊だ。

街を見ても、公園に行っても、すでに何も感じなくなってしまった俺には、それらは何も語りかけてはくれない。

ただ、虚無があるだけだ。

虚飾の世界、欺瞞に満ちた世界、それが俺の生きる世界。

ただ、飾り立てた世界があるだけだ。

そんな世界を見ても、俺はすっかり笑えなくなってしまった。

だからこそ無理して笑う日々が辛くなる。

心安らかに、友や愛する人といるだけでいい。

しかし、この虚無感を分かち合えるのだろうか?

いや、思うままに思っているのが一番なのかもしれないな。

良く思うのさ、この世には何もない、ただ、人が生きているだけだとね。

存在と解釈、それがこの世の全てのような気がする。

気づけば正義も悪もなく、エゴがあるだけ。

この街のように、都合がいいものだけをよせ集めただけのものさ。

人の作ったものは、必ず誰にでも理解できる。

自然の存在とは全く異なるものさ。

存在を存在のまま理解できることが出来ればいいが、それは不可能。

いまだに人体はなぞだらけさ。

それに比べたら人の作ったものはなんと理解しやすいものか。

当たり前だ、人に理解できないものを人が作れるわけがない。

必ず誰かは理解しているものだ。

存在と違ってね。

何を書いているか良くわからないが、言いたいことはただひとつ。

虚無の中で生きていかねばならないということさ。