2012年10月16日火曜日

(転載記事)iPS細胞:薬品投与で作成成功 遺伝子やウイルス使わず--米ハーバード大チーム

こちら様のブログからの引用ですhttp://ameblo.jp/regenerative-kyoto/entry-10466617520.html

iPS細胞関連の事態が、重要な転換を伴っていましたので、記録として保存します。

以下転載はじめ

遺伝子やウイルスを使わずに医薬品を投与して、がん細胞のもとからヒト人工多能性幹細胞(iPS細胞)を作ることに、米ハーバード大の森口尚史研究員らが成功した。医薬品の投与のみで作成したのは初めて。ウイルスが細胞内にある遺伝子を傷つけるなどの弊害を回避できる可能性がある。23日、東京都で開催中の国際会議で発表した。また、大学は特許出願の手続きを始めた。

iPS細胞はさまざまな細胞になるが、がん化が課題になっている。チームはその仕組みを探る一環で、肝がん細胞の元である「肝がん幹細胞」に、2種類の抗がん剤の新薬候補物質を加えたところ、2日後にはほぼ正常な肝細胞に変化することに気付いた。

また、この肝細胞に、山中伸弥・京都大教授が発見した遺伝子の働きを活性化させる別の抗がん剤4種類を4日間投与すると、2週間後にiPS細胞ができることを発見した。

元の肝がん幹細胞は多くの染色体に異常があったが、iPS細胞になるとすべて正常化し、iPS細胞と同じように分化することも確かめた。肝がん幹細胞を肝細胞に戻した方法を応用すると、新しいがん治療薬の開発につながる可能性があるという。

遺伝子などを使わないヒトiPS細胞作成法としては、米国の別チームが、山中教授が発見した遺伝子が作るたんぱく質を体外で作り、細胞内に入れる方法で報告している。
(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/science/news/20100224ddm012040006000c.html


iPS細胞、化学物質だけで作製 米大、発がんリスク減も
米ハーバード大学の森口尚史研究員らはヒトの細胞に化学物質だけを入れることで新型万能細胞(iPS細胞)を作ることに成功した。京都大学の山中伸弥教授らのiPS細胞は特定の遺伝子を必要とするので、がん化する場合があった。化学物質だけなら発がんリスクが小さくなる可能性があり、iPS細胞の安全性向上につながりそうだ。

成果は23日、東京都内で開いた国際シンポジウムで発表した。化学物質だけで作る方法を公表したのは世界初という。
(日本経済新聞)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20100224ATDG2304S23022010.html





iPS細胞:肝がん細胞から作成…ハーバード大チーム成功

がん幹細胞からiPS細胞 米大など成功、治療法への応用も 」の続報です。


化合物だけでのリプログラミングといえば、ハーバードの他のグループも成功間近と報道されていましたが、どうなっているんでしょうか。

不気味ですね。。

転載以上

かの森口氏は学会でいくつか発表もしているのだが、なぜ今にして「なかったこと」になるのかが不思議だ。

お金が絡むといろいろ起きるんだろうな。

iPS関連の特許ってハーバードが申請したようだし、実際はどうなんだろうか?

まぁ、誰かが儲かるってことと、人助けってことはつながらないね。

おれ、無意味に長生きしたくねーや。